こころのまち

暮らし、心理学、自己啓発など 心と向き合うブログ

聞かなきゃいけないことが頭に入らない「もやもや」を抱えている人へ。

5年前のはなし

 

人の話を聞いているつもりなのに何故か頭に入らない時期がありました。

ずっと人と接するのが怖くて、話をうまく聞くことができなかったんです。

 

必死に耳を傾けても

15年ぶりに街中で会った同級生のように

取り止めもなく意識から通り過ぎていって

 

結局相手が何を言いたかったのか全然理解できずに、

「どうして頭に残らないんだろう、、、」って

ずっと悩んでいました。

 

一度心療内科に行ったことがあるんですが、なんの解決にもならず

個人的には、物心ついた時から意識的に人を避け続けてきたせいで

無意識で人からの情報をシャットアウトしていたのかもしれないと

今になって思います。

 

聞かないとダメだって思えば思うほど遠くなって

頭の中がフリーズする。

それが嫌で人と接しなくなって、また意識が遠くなる。

 

一度倒れたドミノは音もなくただ連綿と倒れ続け、

いつの間にか取り返しがつかないくらいドミノは倒れて

次第に人と関わることが嫌になった。

 

気付いたら、

8月の終わりに夏休みの宿題をしていない小学生のような

焦燥感と絶望感に苛まれた。

 

自分は人から嫌われたんだと

人に好きになってもらう才能がないんだと

ずっと塞ぎ込んだ。

 

幾日か塞ぎ込んだある朝

映画のエンディングが終わった後の静けさに包またと思ったら、

心を支配していた嵐がいつの間にか通り過ぎていた。

 

 

そこに残ったのは、純粋な生への願望とほんのちょっとの期待感だった。

 

自分はまだ生きたいのだと知った時

生きる理由を探すようになった。

 

嵐でズタボロになった地域を清掃するボランティアを見ているように

「自分もなんかしなきゃっ」って思った。

 

そう思ったら不思議と考え方が変わって、

色んな気づきが生まれた。

 

「人の話が頭に入らないのは、愛されたいから。」

「人から嫌われているんじゃなくて、自分が自分を嫌っている。」

 

そう思ったら、何故だろう。

 

人が怖くなくなって

本当に怖いのは、自分なんだって気付いた。

 

その恐怖の元凶を知った時、対人関係において

全く相手に遠慮することが無くなった。

 

相手のために聞くんじゃなくて

自分のために聞く!

 

嵐のおかげで、一つ勇気が生まれた。

今はもう、話を聞くことが怖くない。

 

 

9月の初め、始業式前夜

意外と夏休みの宿題がなんとかなるように

人生もまた、なんとかなるものなのかもしれませんね。

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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