鬱病の人にかけてはいけない言葉とかけてあげたい言葉
良かれと思って言った言葉が相手を傷つけてしまうこと
誰しも経験があるかと思います。
特にうつ状態の人に対しては、普通の人よりも相手の感情や言葉を汲み取ってしまい、逆に傷つけてしまうことだってあるくらいです。
僕が鬱病時代に経験した「言われて逆に傷ついた言葉」をお話ししていきます。
さらにその経験談から、どう声をかけてあげたらいいかもお伝えしていきます。
※
”気を遣ってかけた言葉で逆に相手を傷つけてしまった”というニュアンスでお伝えします。
最初から
「鬱は甘えだ」とか「鬱は弱い奴がなる病気だ」など鬱を馬鹿にしたような心のない言葉は論外なので除外します。
あくまでも、「気を遣ってかけたつもりが」という前提を含みます。
あなたの周りにも落ち込んでいる人やうつ状態の人に話しかける時に活かして欲しいと思います。
鬱病の人にかけてはいけない言葉1
「私も頑張るからあなたも頑張って」
「そんなこと知らない。
頑張るのはあなたの勝手。
頑張ることを頑張る気力すら今はないから、、、
勝手なこと言わないで欲しい。」
このセリフは相手のことを思っているようで、
「自分も頑張っているんだから、お前だけ甘えるな」
と言っているのと同じです。
切磋琢磨して同じように目標に向かって頑張っている人同士なら
励みになるでしょうが、落ち込んでいる人に対してはむしろ逆効果です。
こんな時は、
⭐️
「今は休んでいいんじゃない?」
と逃げ道を与えた方がいいです。
落ち込んだ状態の人というのは
逃げたい気持ちがある一方、
真面目な性格ゆえ
「逃げちゃダメだ」
と自分を抑圧して無理して頑張りすぎます。
そんな時、人から休んでもいいというような言葉をかけられると
少し受け入れてもらったような気がして心が楽になるものです。
受け入れ無くてもいい。
せめて、受け止めてあげてください。
鬱病の人にかけてはいけない言葉2
「わかるよ。その気持ち。」
いや、わかってない。
こんなセリフ、鬱を知らない人に限って言ってしまいます。
鬱というのは口では説明できないくらい、重く辛い病気です。
そう易々とわかってもらわれては困ります。
こんな言葉をかけられたら、
「お前に何がわかるんだ!」
と激昂されたり、敬遠されたりします。
ただ、辛さをわかってあげたいという気持ちは伝わります。
だから、こう言ってあげてください。
⭐️
「わかる気がする。」
”気がする”というのは、わかった訳ではありません。
”なんとなーくわかったような”というニュアンスがあるので
言われた方は、そんなに気にする事はないかと思います。
鬱病の人にかけてはいけない言葉3
「今は辛くてもいつかいいことあるよ!」
今しか見えない。
いつかなんてない。
と思われる可能性があります。
鬱の人は「今」を苦しんでます。
未来のことなど一切考えられなくなっている時に、
そんな言葉をかけられても全く届きません。
「いつかいいことあるよ」
というのは全然相手の立場をわかろうとしていない言葉です。
投げやりなニュアンスを含みます。
今が苦しいことを理解してあげて、一緒に今を考えてあげることが大事です。
⭐️
「今、すごく辛いんだね」
と共感してあげることが大事です。
変なアドバイスは逆効果です。
そもそもアドバイスには、
相手を否定して自分の意見を主張するニュアンスを含んでいます。
言われた方は、きっと否定されたと捉えるでしょう。
アドバイスよりも、共感を意識してください。
最後に
上記で紹介した3つ以外にも以下のようなNGワードもあります。
「元気出せよ」
「辛いのはあなただけじゃない」
「なんでできないの?」
「生きたくても生きれない人もいるよ」
「周りに置いていかれるよ」
「いつになったら治るの?」
「自分を責めちゃダメ」
他にも色々とあるかもしれませんが、
僕が言われて逆に酷く落ち込んだのがこれらの言葉です。
鬱の人にとって言葉というのはピストルと同じで
一度引き金を引いたらそれが死に直結させることにもなりかねません。
なんて声をかけていいかわからないのであれば
「何かあったら声かけてね」
と、そっとそばに寄り添ってあげるだけでもいいです。
それだけで救われます。
〜今落ち込んでいる人へ〜
ゆっくり今は自分と向き合う時間にしてください。
無理して頑張ることよりも、立ち止まって自分と向き合うことが大きな一歩です。
どんなことにも、起きていることには肯定的な意味はあります。
じっくりと歩んでいきましょう。
ではでは!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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