こころのまち

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僕が経験して感じた「カウンセラーと精神科医の違い」のお話

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僕は10年ほど前に鬱病を患い、いくつかの心療内科を渡り歩いて診療してもらっていたことがあります。

そこで感じたこと

それは、「心療内科では救えない心もある」ということです。

色々病院を渡り歩いて薬を処方してもらおうが一向に良くなりませんでした。

 

ところが!

機会があってお願いすることになったカウンセリングで僕は大きな衝撃を受けました。

それは、「心療内科にはできない力がある」ということです。

正直少し疑いを持ってお願いしたのですが、その偏見はすぐに覆されました。

その実情は、心を救うために大きく貢献している職種だという印象を受けました。

 

もちろんどちらも大事な職種ですが、明らかにカウンセラーの方が世に知れ渡っていません。

 

今日は僕の経験談で、

精神科医ではなぜ救われなかったのか?

そしてなぜカウンセラーには救われたのか?

その違いをお話しして、カウンセリングを受けたことがない人に

カウンセリングの素晴らしさを伝えていきたいと思います。

 

 

 

なぜ心療内科では救われなかったのか?

 

話を聴く専門家ではない

 

初診はどこの病院も1時間ほど割いて話を聴いてはくれますが、2回目以降の受診から大体下のような会話になってきて、自分に向き合ってくれている感じがしなくなっていきました。

 

医者:気分はどんな感じ?

僕 :ずっと不安です。

医者:そっか、じゃあ不安を和らげる薬を変えるね

僕 :はい

医者:ではもういいですよ。2週間後にまた。

 

本当にどこもこんな感じでした。

僕が行ったところがたまたま悪かっただけかもしれませんが、結構都会の有名なところにも行きましたし、全部で5つの病院は回ったと思います。

でもどこも似たような対応でした。

 

この時に、医者では自分は救えないと、薬の問題ではないと思い

カウンセリングを受けようとフツフツと感じ始めました。

 

確かに薬を飲むと少し楽にはなるのですが、

「薬を飲んでいる自分てダメだな、、」と思うばかりで、むしろ悪くなっていくばかりでした。。。

自分には合わなかったってことですね。。。

 

 

「感情」ではなく「物理的要因」に目を向ける

 

医者は大体鬱になる原因を感情ではなく、

なんらかの物理的なきっかけばかりに目を向けようとします。

 

例えば

死別、過労、暴力、金銭トラブルなど、、

 

このように、明らかに物理的要因が発生しなければ、親身になって話を聴いてくれず

薬で様子を見てくださいとだけ言って帰らせます。

 

僕はずっとそれが嫌で嫌でたまりませんでした。

僕の鬱は、子供の頃に染み付いた劣等感や自尊心の低さだったからです。

そりゃ、薬の問題ではないですよね笑

 

もっと僕を見て欲しい

もっと僕の話を聴いて欲しい

 

太鼓を叩くように、この感情が僕の中で大きく音を立てて打ち鳴らされていました。

 

大勢の患者を抱えるほど、一人ひとりの対応が短い

医者には当然自分以外の人もたくさん来院されます。

ゆえに一人のためだけに多くの時間を毎度使ってられませんから、対応時間が短くなることはわかってはいます。

だから、解決もしないのにただただ薬をもらいに来るだけの家から病院までの行き来に疲れ

途中で断薬したことすらあります。

ところが断薬すると、余計悪くなる気がしたので仕方なく薬をもらいにいくだけと割り切っちゃいました笑

 

結局、医者意外の方法を探さないといけない状況になり、カウンセリングを受けることを決意しました。

 

 

なぜカウンセラーに救われたのか?

 

話を聴く専門家だから

 

話を聴く専門家なだけあって、傾聴に対する姿勢がものすごく洗練されていました。

僕が何を言っても真剣に聴いてくれて、一つ一つ一緒に考えてくれる。

上手く言えませんが、

「話を聴く」というより、「感情を聴く」ことに長けているのかなと当時は勝手に感じていましたが、今になってもやはりそれは変わりません。

 

感情に寄り添ってもらった時、どんな薬よりも自分を癒せたと思っています。

 

人の成長に寄り添う仕事なんだと、心から尊敬できるようになりました。

 

僕に一番必要だった薬は、自分を許せる心を持つことでした。

 

心と感情に寄り添ってくれる

1でも言いましたが、心と感情に寄り添い自分の成長の手助けをしてくれるのがカウンセラーです。(僕が勝手にそう思っています。)

人間、やっぱり一人が寂しいのではなく、一人が寂しいと感じてしまう心があることが寂しいのだと僕は思っています。

 

医者は「一人にならないようにする」ことに注力しますが、

カウンセラーは「一人が寂しいと感じない心を持つ」

言い換えれば「一人でも自分を癒せる力を持つ」というところに視点を置いているような気がします。

 

それだけ深い部分に密接に関わってくれるからこそ、心や感情が大きく揺れて、変化の手助けをしてくれるのではないかと、僕は思っています。

 

適切なスキルを用いてセッションしてくれる

これは本当に大きかったです。

話を聴くだけでなく、自分のケアの手助けをしてくれる心理学スキルを用いてセッションしてくれたので、自分が欲しい気づきをピンポイントで見つけにいけたような気がします。

 

論理だけでは見えない観点も、スキルを使えばまた違った一面も見えて来るのです。

その発見が、自分を救う経験になったことは、今でも鮮明に覚えています。

 

 

さいごに

 

ここまで僕が感じた心療内科とカウンセラーの違いをお話ししてきましたが、

医者の中でも傾聴を重きに置いた医者もいるでしょうし、カウンセリングの下手なカウンセラーもいることだと思います。

 

みなさん自身でフィーリングの合うカウンセラーや医者を探すことをお勧めします。

 

心療内科には当然心療内科の役目が

カウンセラーにはカウンセラーの役目が

 

その両方があって、人の心は救われていくのだと感じました。

 

自分もいつかカウンセラーになるため、日々傾聴を心がけ邁進していきます!

 

 

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

 

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